1958年にホレス・シルヴァーのクインテットに参加し、ハードバップ
トランペッターとしてジャズ界のスターダムに一躍のし上がった
ブルー・ミッチェルだが、演奏を聴くと、クリフォード・ブラウンに
代表されるメロディアスなスタイルを受け継いでいる。
だが、1950年代の前半には、アール・ボスティックや
レッド・プライソックなどのR&Bバンドでも演奏していた
ことから分かるように、アーシーでファンキーさをむき出しにした
プレイをよしとしていた。 だからこそ、ファンキー路線をひた走っていたホレス・シルヴァーと
フィーリングが一致したのだろう。
ホレス・シルヴァーとの共演は「ドゥーイン・ザ・シング」などで堪能できるが
本作品はそうしたブルー・ミッチェルの絶頂期を捉えた1枚。
「アイル・クローズ・マイ・アイズ」では、軽快なウィントン・ケリーのピアノをはじめ
リズム陣をバックに従えて、穏やかに哀愁を込めて歌い上げる。
「スクラップル・フロム・ジ・アップル」でも、バッパーぶりをこれでもかと見せ付けて圧巻。
ファンキージャズのムーブメントが去った後、ブルー・ミッチェルはレイ・チャールズの
バンドに加わったりしたが、この時代の成果を上回るものは生まれなかった。
JAZZ THE BEST Legendary 100 54::ブルーズ・ムーズ
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ジャズアルバム紹介 ブルーズ・ムーズ/ブルー・ミッチェルを加筆修正。
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